11月12日  優しい人々
 稲が乾きません。秋が深まると、日照時間も短く、朝露、夜露も、乾くのに時間が掛かります。今年の秋は3日おき位に雨が降っています。脱穀がこんなに遅れるのは初めてです。「いつになったら乾くのだろう?。」不安な毎日です。

 数日前精米所に行きました。精米所は「岩科区」にあります。岩科区は「岩科学校」で有名ですが、景色も山に囲まれ美しい所です。この辺りでは随分前から地元のお米「あいちの香り」を作っていて、今でも殆どの家が「あいちの香り」です。「あいちの香り」は晩生で10月下旬頃刈ります。松崎では此処が、一番遅くまでハザ賭けを見る事が出来る所です。

 精米所で籾摺りが出来るのを待っていると、おばあさんがやって来た。ここでは、おじいさん、おばあさんが、代車や一輪車でお米を少しづつ運ぶ姿を目撃します。入り口の所に段差が有り、大変そうに見えたので手伝いました。「あんたの所はどれ位作っているのかね?」から始まり、お米談義になりました。「今年はまだまだ乾きません。」と言うと、「昔は今頃まだ干していたものだ。これから西風が吹く、そうすれば乾くさ。機械より天日で干した方が美味しい。そのまま干して待ちなさい。」

 家の廻りでは、干してあるのはうちだけ。松崎でも数件になりました。最近は早稲を作る家が多く、作業はコンバインが殆ど。10月半ばになると、田圃から稲の姿が消えて行きます。それを見るにつけ「今年はいつ終わるのだろう?。」と焦ります。近所の人達も「お米は天日で干した方が美味しい。西風が吹けばすぐに乾くさ。」と慰めてくれる。夜買い物に出掛けた。そこで此処に移り住む前からお世話になった年配の人に会いました。「終わったかい?。」「まだまだ乾きません。」「大丈夫だよ。昔は今頃まで干したものさ。心配ないよ。」心優しい人達に囲まれて幸せです。

 
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